2019-2020

キリスト教の「イースターの日」である2019年4月21日、スリランカの最大都市コロンボを始めとした国内の教会や高級ホテルなど8か所で、290人が死亡する爆弾テロ事件が連続的に発生しました。非常事態宣言発令中で外出へのリスクはありましたが、予定通り、新規で障がい者施設でのバナナファイバートレーニングがスタートし、7月からはケゴールから遠い地域の障がい者リハビリセンターでもトレーニングが始まりました。また、7月中旬にはコロンボのBMICHの展示会に4日間ブース出展しました。そして、MUSACOは12月13日にケゴールタウンから少し離れた場所で、小さなお店を開店する事ができました。

障がい者施設でのトレーニング

マータラのリハビリセンターで

コロンボのBMICHの展示会に参加

MUSACO Shop オープン

MUSACO SHOPオープン後は、体制作りの取り組みや、ワークショップを開催していましたが、2020年3月上旬、ついにスリランカにもコロナが上陸し、政府からはすぐさま外出禁止令が発令され、MUSACO SHOPは3月中旬に休業する事になりました。その後6月に一旦営業を再開しましたが、10月中旬にはスリランカ国内での大規模クラスターの発生や世界のコロナ状況からも、店を維持していく事を断念し１０月末に閉店しました。また、2020年は、MUSACOはコロンボのグッドマーケットに毎週末出展する予定だったのですが、コロナの影響で延期になっています。
Ms.Muraiは5月末に一旦日本へ帰国し、スリランカと日本で連絡を取り合いながら仕事を進めています。MUSACOは日本の企業からエコバッグと、障がい者と協働して作るキータグを受注し納品する事ができ自信に繋がりました。また、バナナファイバーとジュート生地を組み合わせたバッグを日本に送ってもらった所とても評判が良く、大きいサイズのバッグ7つはすぐに完売しました。Ms.Muraiは日本で染織専門家の直接指導を受けるなどして、MUSACO商品の開発にも取り組んでいます。