私たちは、収穫が終わったバナナの幹から抽出した繊維で、さまざまな製品を制作しています。
バナナの幹は毎年たくさん廃棄されており、 化学薬品を含まない自然に優しい方法で繊維を抽出します。私たちは主に、スリランカ中西部の古代都市キャンディから1時間半の距離にある、小さな町ケゴールの周辺で育ったバナナの幹を使用しています。
ブランド名のMUSACOは、ケゴール地域で有名なバナナの在来種『MUSA』と繊維から抽出できる幹を意味する『CO』との組み合わせです。
2013年、日本の財団は、障害のある人々の収入を生み出すために、ケゴール地域でのバナナファイバープロジェクトを支援し始めました。 Musacoのコンセプトは、2015年にフランスの戦略デザイナーDorothéeEtienneによって作成されました。現在は、日本人パートナーであるMs.Mieko Muraiと共に商品を作り続けています。
2019年12月、MUSACOはケゴールに小さなお店をオープンしましたが、長引くコロナの影響のため存続が困難となり、2020年10月末をもって閉店致しました。
Musacoは非営利の労働者協同組合で25人のメンバーがいます。 Musacoの生産者の中には障害を持っている人もいれば、家族に障害を持っている人もいます。 協働してアップサイクル製品をひとつひとつ丁寧に作っています。
MUSACO商品ができるまで
Step 1 : 廃棄されるバナナの幹探し
生産者の生活圏の隣人に聞くなどして古いバナナの木を探します。遠方から情報をもらう場合もあるので、トラックを一日レンタルするなどして現場へ向かいます。廃棄される古いバナナを探しては幹をナイフで切り落とします。幹にはたくさんの水分が含まれているためとても重いので重労働です。
Step 2 : 幹から繊維を抽出
木が伐採されると、ムサコの繊維抽出機に運ばれます。 トランクには水分が多く含まれているため、放置すると腐敗します。そのため、できるだけ早く繊維を抽出することが重要です。 まず、幹の外側の樹皮を取り除き、縦に長く薄く切ります。 これらは1つずつマシンに押し込まれ、その後、元の方法で引き戻されます。 Etvoilà! バナナファイバー!
Step 3 : 繊維の洗浄と乾燥
繊維の束を一本一本水洗いした後、ロープで覆い天日干しします。 乾かし過ぎると繊維が切れやすくなり、湿っていると今度は黒カビの原因になるので注意が必要です。
Step 4 : 糸づくり
繊維の束が乾いたら、屋内に持ち込んで保管します。 私たちの生産チームは、手作業で繊維を最高品質の糸に紡ぎます。これは時間のかかるプロセスです。 バナナ繊維から糸を作る上で最も難しい側面の1つは、結び目がすべて同じ太さであることを確認することです。 Musacoの糸の太さは0.5mmから8mmまでさまざまです。
Step 5 : 製造工程
糸が紡がれると、美しいMUSACO製品に変わる準備ができています。 かぎ針編みは0.5mmから1mmの太さの糸で行うことができますが、そのような細い糸を作ることは時間と技術の両方を必要とするので高価です。 より密に編まれた製品を作るにはたくさんの糸が必要で、必然的に価格も上がります。
私たちはお客様にリーズナブルな価格の製品を提供したいので、細かい糸細工を他のステッチや生地の製造方法と組み合わせています。 また、制作チームのメンバーにとって、適正価格と合理的な作業負荷のバランスをとるように努めています。
MUSACO制作チーム
スリランカオフィス : No.60, Rokhill Watta, Kegalle, Sri Lanka
メールアドレス : info@musaco-srilanka.com
販売サイト : http://musaco-srilanka.com , Facebook : Musaco.Sri Lanka / Instagram : musaco.sri
制作チームメンバーの声
(Team leader)
(Team leader)
(Team Member)
(Team Member)
(Operation Manager)
(Team Member)
(Team Member)
トレーニング
トレーニング
スリランカ国内でバナナファイバー手工芸品づくりのトレーニングを提供しています。
MUSACOは、スリランカ国内でバナナファイバー手工芸品づくりに関するトレーニングを提供できます(一定の制限があります)。 また、月に2回、障害者施設でトレーニングを実施しています。
詳しくは、当サイトの「お問い合わせ」ページからお問い合わせください。